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JPモルガン:あなたの分散投資は本当に分散できているか?

JPモルガンのデービッド・ケリー氏が長期投資を推奨し、分散ポートフォリオが本当に分散できているかチェックを促している。


「100年前の1920年代半ばに戻って、普通株に投資し配当を再投資していたら、過去100年間にわたり年約10%のリターンを得られた。
これはすごいことだ。
最近のわずか40年間で見ても約11%だ。
その間に危機が多くあり、危機を警告する声が多くても、人々にとって重要なのは長期投資家であることだ。」

ケリー氏が自社ビデオで、投資を長く続けることの重要さを説いている。
そして、長く投資を始める中でマーケット・タイミング、つまりいつ買っていつ売るかをあまり気にする必要がないと付け加えた。
同氏は1987年10月19日のブラック・マンデー(1日でダウ平均が22%超、S&P 500が20%超下落)を例に説明した。

  • 最悪のタイミング、つまり前営業日(金曜日)に投資していたら、現在までの複利リターンは11.1%。
  • 最良のタイミング、つまり月曜日の底値で投資しても、同リターンは11.9%。

いずれも十分に良いリターンだという。

長期投資家は長期投資家でなければいけない。

ケリー氏は、長期投資と決めたなら、せっかちに出たり入ったりすべきでないと言いたいのだ。

もっとも、この話にはトリックもある。
金曜日に投資したのと月曜日の底で投資したのではおよそ2割ほど40年後の資産額に差が出てくるのである。
(同じリターンなら、2割下がる前に投資したか後に投資したかによって投資できる株数に2割の差があるため結果の金額も2割違ってくる。)
裏を返せば、上記2つの差である0.8%ポイントがいかに長期投資において大きな差であるかを示している。
(ううむ、やっぱりアクティブ・ファンドには投資できない・・・、となろうか。)

確かにこれは大きな差だが、株価の短期変動を予想できる人がほとんどいないことを考えれば、ほとんどの投資家は長期投資に徹する方がよいのは言うまでもない。
(もちろん短期変動を確実に予想できる人は、その能力にしたがって行動すればよい。)
投資の期待リターン額は、金額×期間 の面積に比例するためだ。

ケリー氏は、投資家が避けるべきことをいくつか挙げている:

  • レバレッジ
  • 理解していないものへの熱狂
  • 見せかけの分散投資

ケリー氏は、分散投資に努めている投資家にも本当に分散できているかを見直すよう促している。
同氏は、2000年までのITバブル期、多くの投資家がいくつかのグロース株ファンドで分散投資を行っていたと回顧し、現在の投資家の傾向について警鐘を鳴らした。

国際投資によって本当にポートフォリオが分散できているか確認すべきだ。
もしかしたら、異なる市場でAI銘柄に投資しているだけかもしれない。
今日の本当の分散とは、とてもとても幅広い資産に投資することを意味する。

株式市場の中で人気セクター/ファクターが集中しているのは周知の通り。
さらに、インフレが蘇って以来、株式と債券の間でさえ相関がプラスに転じるケースが増えている。
分散投資がますます難しい時代になっているのだろう。

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