ジェレミー・シーゲル教授は、米雇用統計の結果を受け中間選挙前の利上げ確率が下がったとし、企業業績改善が米国株を押し上げると予想した。
「(2日の)米国株が良い上昇を見せた理由は、雇用統計が軟化したように見えたためだ。
賃金上昇は高すぎず、労働市場への圧力も少し減っているが、これがFRBに10月利上げを見送らせる理由を与えている。」
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャストで、2日発表の9月の雇用統計についてコメントした。
労働市場は堅調だが、賃金上昇によるインフレ圧力が高まっていない点を指摘し、中間選挙前の連続利上げは回避されるだろうと述べた。
シーゲル教授は、長期金利上昇にともない株式リスクプレミアムが圧縮されている点を指摘しつつも、米国株について上昇を予想する。
10月に利上げがなく、AI建設が続き、原油価格が安定し経済がうまく対処できているとすれば…私には市場が再び上昇するように思える。
NASDAQとS&P 500ともに史上最高値圏にあり、金利上昇でも持ちこたえていることは、企業利益への楽観、経済成長への楽観がとても強く、現状の信じられないほどの実質金利上昇を打ち負かしていることを示している。
「企業利益」「経済成長」と言い切らず「~への楽観」と言うあたりに、本当に強気なのかと勘ぐらせるところもあるが、実際シーゲル教授は強気だ。
企業業績が株価を支える王道を確信しているようだ。
「第4四半期の利益も前年比でかなり強く、これまで見てきたより良好となろう。
支出に減速は見られない。」
一方、少し前まで好調だったバリュー株については金利上昇が逆風になると指摘する。
「ハイパースケーラーやマグニフィセント7は1ポイントぐらいの金利上昇は心配する必要がない」が、バリュー株ではそうもいかないという。
実質金利上昇について私は最終的には試練になると話してきたが、現時点では利益成長はそれを上回っており、現状が続くなら引き続きテックとグロースがバリューより相対的に強くあり続けるだろう。
