ジェレミー・シーゲル教授は、米経済が依然として良好と考えつつも、政策の要因から強気になれないようだ。
『設備投資』という言葉は今や『放射性』と同義のようだ。
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャストで、水曜日のTesla、Alphabetの決算についてコメントした。
いずれも業績がひどく悪かったわけではないが、決算発表後に株価は大きく下げている。
教授はこれを見て、自著『株式投資の未来』(リンクはAmazon)のある章を思い浮かべた。
その本の第7章のタイトルは「資本を食い荒らす豚(Capital Pigs)」。
直近50年間について売上高に対する設備投資額の割合が大きな銘柄を調べたところ、大きくアンダーパフォームしていたという。
シーゲル教授は、AIについても「今回は違う」との意見が多いとしつつ、市場は疑問を持ち始めていると語っている。
その1つの兆候が、ハイパースケーラーにより発行された債券について、CDSスプレッドが拡大(つまり信用スプレッド拡大)している点だという。
「理論上、数兆ドルの株主資本のクッションを有する数兆ドル企業が、こんなに大きな(信用)リスクプレミアムを付けられるとは信じがたいことだ。
ハハハハハハ…」
シーゲル教授は、米経済は依然として良好だと言う。
しかし、今週のポッドキャストでは他にもいくつか懸念事項が語られている。
次に挙げた懸念事項がイラン紛争の再燃による原油価格、インフレ、金利の上昇だ。
「世界中で利回りが上昇している。
…これが米10年債の脅威となる。
もしも2023年のスクイーズでの高値を超えるようなら悪影響になる。」
米10年債利回り(名目債:青、物価連動債:赤)

2023年10月、米10年債利回り(青)は5%に迫った。
現在の同利回りは4.7%近傍だ。
これが5%を超えるようなら株価に悪影響が及ぶというのがシーゲル教授の予想である。
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