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モハメド・エラリアン:予想が外れても勝ち続けるには

アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、不確実性の増す世界情勢における投資家の準備の重要性について語っている。


「米国は幸運にも、悪い面のリスク管理さえできれば高い生産性・高い経済成長を遂げる巨大なイノベーションに投資しようとする金融市場を有している。
…でもその余地を作らないといけない。」

エラリアン氏がOne Decisionで、政府と民間の間で発生しつつあるクラウディング・アウトの危険に言及した。
米金融市場が経済発展を支え続けるにはイノベーションへの投資のための「余地」が必要であり、2つの方法があるという。

  • 「市場に委ねる」: 金利が上昇し政治問題化
  • 「財政抑制」:「米国は完全雇用下で(対GDP)6%の財政赤字」

エラリアン氏は、今後数年で財政抑制が実現する可能性は低く、それがクラウディング・アウトを生じさせ、米国がさらに分断化されると悲観している。
さらに、米金融市場・ドル市場の影響を受ける諸外国に警告を発している。

「米国は、より長い間、無責任な財政を続けることができるのだから、米国が収拾するのを待ってはいけない。…
諸外国は債券市場の不安定さを輸入し続け、自国での対処を求められることになる。」

このメディアの主催者の1人は元MI6長官のリチャード・ディアラヴ卿であり、関心の中心は政治や国際情勢にあるようだ。
中東での紛争により悪化した世界の原油価格上昇について、エラリアン氏は局面の進展を指摘している。
今後いわゆる「需要破壊」が進むのだという。

問題は精製製品にあって、原油ではない。…
すぐには解決できない。

エラリアン氏は、ここでも各国が、先述のマネーという資源の取り合いと同様の選択を迫られると話す。
各国は、市場に委ねるか、抑制(配給制)するのか。
仮に市場に委ねるなら、ここでも弱い者に強く影響が及ぶという。

(次ページ: マルチモーダルな世界に対処するには)

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