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【短信】モハメド・エラリアン:供給要因のインフレを中央銀行に押し付けてはいけない

アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、世の中が再び金融政策だのみになるのを危ぶんでいる。


もしもまたFRBだけで対処しなければならなくなれば、FRBに出来るのは需要側の政策だけだが、それは正しい解決法ではない。
正しい解決法とは供給側をどうにかすることだ。
それが出来ないなら、予算で需要に対処することだ。
そうすれば、長期債利回りへの圧力もいくらか和らぐだろう。

エラリアン氏がCNBCで、FRBだけにインフレ退治を任せるべきでないと話した。
米インフレの問題が主に原油価格など供給側の要因に根差している以上、中央銀行がやれることは少ないとの意見だ。

エラリアン氏は今月のFOMCでの利上げについて、本来なら据え置きが望ましかったと言ってきた。
市場が早々と利上げを織り込んだため、FRBが利上げに追い込まれたとの見方だ。
同氏は、市場関係者がFRBにばかり注目することの弊害を指摘している。

ここでエラリアン氏が話しているのはインフレ退治の話。
したがって、「予算で需要に対処する」というのは、需要を刺激するという話ではなく、抑制すべきとの意味だ。
同氏は以前から、金融政策を「なまくら刀」と呼んできた。
金融政策は刺激・抑制の対象を絞ることができず、経済全体に一方向の影響を及ぼす傾向にあるためだ。
一方で、財政政策は的を絞って刺激・抑制を行うことができる。
的を絞ることで財政規律を高められれば、長期金利の抑制にもつながると考えているのだ。

利回りの全体像から見えるのは(債券)需要の問題、特にハイパースケーラーによる債券発行の余地を作ることだ。…
これもまた、財政面の話になる。

最近の長期金利上昇は、政府の利払い負担・資金繰りだけの話ではない。
それが良質の民間需要をクラウディング・アウトしかねない危うさも含んでいる。
これもまた、インフレが脅威ならば、財政で対応すべきテーマなのだろう。

今回のエラリアン氏の話はすべて米国についての話だが、程度こそ違えど、どこかで似たような構図を見たような…

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