かつて長年ウォーレン・バフェット氏をディスってきたポール・チューダー・ジョーンズ氏も、今ではバフェット氏を尊敬し、さらに羨んでいる。
「なんてこった。
なんで自分はウォーレン・バフェットになれなかったんだ?
ただ米国を信じればよかった。」
マクロ・トレーダーとして24時間あらゆる市場と資産クラスに神経を尖らせる生活を続けてきたチューダー・ジョーンズ氏からすれば(バフェット氏も激務を続けてきたのはわかっていても)羨ましく感じられるのだ。
同氏は、バフェット氏の米国への確信を「偉大な信念のシステム」と呼び、とても長い期間機能してきた点を認めている。
そして、バフェット氏の心の強さを称賛した。
私がバフェットで、2008-09年に50%のドローダウンを食らっていたら、とてつもない困難に見舞われたろう。
本当に大きな衝撃を受けていたはずだ。
私は彼のように行動するための冷静さ・忍耐・不屈の精神を持ち合わせていない。
チューダー・ジョーンズ氏は、バフェット氏が9歳で複利の力を知ったという話を聞いて、自身の愚かさを悟ったという。
バフェット氏がコロンビア大学でベンジャミン・グレアムを見出し、その後もう1人の天才 チャーリー・マンガーをパートナーにしたこともまた、バフェット氏が天才である印だと持ち上げている。
「ウォーレン、もしもこれを聞いてるなら深く謝罪するよ。
あなたは複利の元祖であり、あなたの1/10ほどの賢さがあればと思う。」
ちなみに、この卓越した71歳のトレーダーは、現在の毎日の生活について次のように語っている:
6:15 起床、仕事
7:00 ハードな有酸素運動
7:45 スクリーンで市場をチェック
10:00 会議
12:00 会食、会議
引けの前後1時間 翌日のプランを策定
東京・香港市場の予習
5:00 帰宅、妻と散歩
6:00 仕事
7:00 ニュースと考えなくていい番組
9:30 仕事
10:15 就寝
2:30-3:00 ロンドン市場を45分見る
長い時間をかけて分析
その後再び就寝
チューダー・ジョーンズ氏は1980年代からこうした生活を続けており、情報量が増えるにしたがい日々の仕事がハードになっているのだという。
なるほど、トレーダーが投資家を羨む理由もわかる気がする。
