オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、米金利環境の変化にともない必要とされる重点の変更を解説している。
Barron’sのインタビューで「戦争では利上げすべきか?」と尋ねられ、マークス氏が答えた。
利下げの理由となるものは何も見られない。
現在の経済が刺激策を必要としているとは思わない。・・・
そして、間違いなくインフレ再燃となるような金融緩和は望まれていない。
米国では16-17日にケビン・ウォーシュ新FRB議長の下で初めてとなるFOMCが開催される。
CME FedWatch Toolによれば、今回のFOMCでのFF金利変更は予想されていない。
今年の年末時点についての予想でも据え置きまたは1回の利上げが予想されている。
マークス氏は投資において卓越したリターンを上げるための4つのプロセスを説明した:
- 価値よりも安く買う。
- 適切な資本構造(レバレッジ等)を選択する。
- 事業運営に本質的な価値を付加する。
- 投資時より高いバリュエーションを目指す。
マークス氏は、数年前まで続いた金利低下局面では金融工学、つまりレバレッジが大いに助けになったと指摘。
潮目が変わった今、投資における姿勢を変化させる必要があると主張した。
単にレバレッジをかけて保有するだけでうまくいった。
どれも決まってバリュエーションにプレミアムが付いていった。
これからは、合理的な価格で買って価値を付加する上で、オーナーのメンタリティがより重視されるようになるだろう。
マークス氏は、ウォーレン・バフェット氏の成功の一因を、同氏がトレーダーでなくオーナーとして機能した点にあると話している。
(この指摘は正しいが、実際にはバフェット氏はオーナーとしてだけでなくトレーダーとしても優れた実績を有している。
同氏はマーケット・タイミングでも卓越した成果を上げてきた。)
