ケン・フィッシャー氏が、弱気相場の前に訪れる、市場の「熱狂」の見極め方を解説している。
『こんなバリュエーションでもSpaceXのIPO(の需要)は強かった。
これは熱狂じゃないのか?』
これに対する答えは
『これだけならNo』
である。
フィッシャー氏が自社ビデオで、SpaceXの巨額IPOはまだバブルを示すものではないと語った。
フィッシャー氏は従前から、市場の将来を占う上でIPOに注視すべきと話してきた。
同氏は、一般論としてIPO価格は割高だと主張してきたし、市場関係者にもSpaceXのIPO価格を割高と見る向きは多い。
実際、17日現在、同株価は123.99ドルと、公開価格135ドルを下回っている。
フィッシャー氏はSpaceXのIPOの特徴を次のように分析している:
- 有名な大企業で、事業の実績がある
- バリュエーションはとても高い
- 市場の期待を実現するのは相当に難しいが、可能性がなくもない
フィッシャー氏は、このIPOが「過度な楽観」や「熱狂への始まり」であるとしても、まだ「熱狂」には至っていないという。
同氏によれば、市場の「熱狂」を示すIPOとは
「IPOのために設立され、特にバブルに乗じるために設立されるモノだ。
割高であるかにかかわらず、かなり前に設立されしっかり事業を行っているモノではない。
何か熱いモノに投資したいという投資家の熱気に乗じて作られた証券や会社だ。
そうしたものが多く作られるようになり、それらは見かけだけで中身がない。」
フィッシャー氏によれば、熱狂~絶頂~弱気相場のプロセスに至る前に、そうした「見かけだけで中身がない」モノ、特に規模の小さなモノが多く出現するという。
同氏は市場の「熱狂」を確認する方法をこう説いている。
長年存在しすでに名の知られた大企業を探すのではない。
聞いたことがなく、派手なストーリーを語り、実績もなく、IPOしようとする小さな会社を探せ。
それこそ『熱狂』だ。
