モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、ケビン・ウォーシュ新FRB議長就任後の米国株市場について短期的にやや慎重な見方を示している。
「最も印象的だったことは、ウォーシュ議長が(FRBの)インフレ抑制の使命を強調した点だった。」
ウィルソン氏が自社ポッドキャストで、ウォーシュ議長のFOMC後記者会見を振り返った。
インフレ退治への意欲、市場との対話のあり方の見直しについて、ウィルソン氏は新議長の考えを概ね好意的に評価した。
ただし、それらが特に短期的に市場に対して優しいとは限らない。
ウィルソン氏は、流動性の動向が市場を左右すると指摘し、市場が当面の間FRBの決意のほどを試すだろうと予想する。
主たる疑問は、FRBが長期的な信認を高めるために短期的な苦痛を甘受するかだ。
私は、調達市場・信用市場・債券ボラティリティがFRBに再び流動性供給・金融環境の緩和を強いるまで、FRBがまさにそれを実行すると推測している。
そうなれば、株式市場は、企業利益主導の強気相場が上昇軌道に乗るまで、短期的に波の多い、場合によっては調整含みの値動きとなろう。
近年基本的には強気スタンスを継続してきたウィルソン氏だが、米金融政策の変化にともない短期的なスタンスをやや慎重に移したようだ。
