バブルの研究家、バリュー投資家として有名なジェレミー・グランサム氏がニフティフィフティ・バブル、ITバブル時の危険回避について回想している。
「新たな技術は早期にそれを採用した者に常に相応の優位性を与える。
そして、その優位性が明らかになると、みんなが模倣し優位性は消滅する。」
「あるアイデアが明確で重要であればあるほど過剰な資本を引き寄せ、資本の急減・市場の暴落を引き起こすことをみんな理解していない。
鉄道は私たちの生活を変え、生産性を見違えるほど上昇させた。
でも、みんなが過剰な鉄道を敷設するのも明らかで・・・みんなが損をした。
それがAIでも起こる。」
グランサム氏がMoneyWeekで、革新的技術とバブルの関係を金融史の視点で解説した。
卓越した技術革新とバブルはいつも連れだって起こるとの経験則だ。
同氏は従前から、AIに匹敵する革新的技術を鉄道と考えてきた。
AIや鉄道に比べれば、インターネット/IT革命はまだ見劣りするという。
グランサム氏は、現在の米市場がバブルであると明言して憚らない。
近年、米国株でなく割安な外国株市場を物色するよう説いてきた。
現在も外国株にすべきかと尋ねられると「昨年初めならその質問に答えるのは容易だった」と答えている。
昨年以来、米国株はさらに23%上昇した一方、外国株は為替換算後で米国株より上がっている。
同氏の推奨が奏功したがゆえに、先の推奨が難しくなったのだ。
(次ページ: グランサム氏はどうやって危険を回避したか)
