アスワス・ダモダラン教授は、円金利上昇にともなう円キャリートレードの巻き戻し懸念についても尋ねられている。
円キャリートレードの巻き戻しは脅威か?
「キャリートレードはアクティブ投資の空虚さを示すものの1つであり、金儲けのための最も愚かな方法だ。
長い間儲かるかもしれないが、長期間続けられるとするファンダメンタルズ上の理由はない。」
ダモダラン教授による各国のリスクプレミアムの計算法などを見ると、国際市場では長い目で見てある程度の裁定が働いているとの考えがあるように思われる。
仮にそうならば、キャリートレードとは、長めのノイズに賭ける戦術に過ぎないことになる。
ダモダラン教授は、日本経済の潮目が過去3年間で変わったと考えている。
(10年物)日本国債の利回りは3%近い(訳注:ビデオは8月31日公表)。
過去30年間と比べて欧米に似てきた。
日本は例外とされた長い眠りから目覚めたのだろう。
今後は調整期間に入り、キャリートレードなどの怠惰な金儲けはスクイーズに遭うだろう。
ダモダラン教授は日本の正常化を喜び、キャリートレードが成立しなくなることを歓迎している。
巻き戻しへの懸念については今のところ過剰反応との見方だ。
「(米国債利回りが)3%動いたというなら心配すべきだ。…
マクロ環境では、様々な要因は驚くほど平均化される。
だから、個々の破滅予想に過度に時間を費やそうとは思わない。」
