バブルの研究家、バリュー投資家として有名なジェレミー・グランサム氏が米市場のバブルを指摘し、バイ&ホールドが高くつくと警告している。
こんな高値になって、後に崩壊しないというのはかなり考えにくい。
1929年と同じだ。
グランサム氏がThe Telegraphのインタビューで米市場のバブルを指摘している。
(ただし、すぐに弾けるかどうかはわからないという。)
「バイ&ホールドは80%の期間ですばらしい戦略」と認めつつ、極度のバブルでは高い買物になりかねないと警告した。
バイサイドやセルサイドのプロは、バブルを認識していても「商売上の理由」により語らないだけだという。
「商売上の理由」とは、バブルの崩壊を予想しても顧客を失うだけということ。
グランサム氏が2000年に向けてのバブル膨張の過程でバブルを指摘、結果、多くの顧客を失った話は有名だ。
それでも同氏は口を噤むことはない。
近年グランサム氏は米国株より日本株や新興国市場株式を奨めてきた。
どうしても米国へのエクスポージャーを取らざるをえない場合、ファクターやセクターを厳選すべきとしてきた。
今回のインタビューでは、そうしたメッセージは明示されなかったようだ。
割安だったものもどんどん値を上げてきているためだろう。
一番安いものに行かざるをえない。
グランサム氏は過去の突出した2つのバブルでの退避先を回顧した。
1929年なら現金、2000年なら不動産をはじめ多くの選択肢があったという。
1929年の暴落の後、世界経済はしばらく深刻なデフレに陥った。
デフレなら現金が有利だった。
2000年はインターネットとドットコムのバブルだった。
その分野のバブルは桁違いだったが、それ以外の分野では買えるものが多く残されていた。
現在がバブルなのかどうかは定義にもよるが、かなり幅広い分野で資産価格が高位にあるのは間違いなかろう。
何が買えるのか、グランサム氏はマグニフィセント7の2銘柄に言及している。
仮に大恐慌に陥ることを知っていても、アルファベットは買えるかもしれないという。
NVIDIAについては勝ち残る可能性を否定しないものの、技術的な競合に対してより脆弱だとコメントしている。
