バブルの研究家、バリュー投資家として有名なジェレミー・グランサム氏は、投資家は人類の傾向に抗うよう努めなければならないとアドバイスしている。
「人類についてとても印象的なのは、長期的な考えで行動しないこと、悲観が嫌いなことだ。
人類が楽観的なのは、おそらく生き残る上で助けになったからだろう。
数百万年に及ぶ人類の発展の歴史を振り返れば、悲観はおそらくたいして役に立たず、物事の良い面を見て、迫りくる危険の中を走り続けることが役に立ったのだろう。」
グランサム氏がExcess Returnsで、人類の持つ2つの傾向を指摘した:
近視眼と楽観だ。
同氏によれば、長い年月で人類が学んだのは、わずかに「冬のため芋・根・実を蓄えること」だけだという。
つまり、せいぜいホライズン半年の近視眼だ。
私の投資家へのアドバイスは、これら2つの傾向と戦うことだ。
決まってよいニュースばかり見るのでなく、現実的になること。
例えば5年のホライズンで何が起こっているのかに集中すること。
グランサム氏は例としてイラン紛争についての米市場参加者の楽観を挙げた。
英国出身の同氏からすれば、イラン紛争の恩恵を受けるのは、ロシア、米国の金持ちだけだという。
それ以外の国々では「出血」が続いているとし、米投資家がそうした視点を持たないなら、後にしっぺ返しを食らうと示唆している。
