ケン・フィッシャー氏は、株式市場に熱狂の兆候が見え始めたとし、強気相場がまだ数年続きうると予想した。
「私に答えろというのなら、おそらくかなり好調が続くだろう、と答えるだろう。」
フィッシャー氏が自社ブログで、テック株上昇が今後も続くかとの問いに答えた。
同氏は、株価上昇がしばらく続くと予想するが、その理由は市場サイクルにおける現在地についての感覚である。
現在、強気相場の終局に入りつつある。
終局はかなりの時間続くことがあるので、あまり神経質にならなくてよい。
まだ鐘は鳴っていない。
フィッシャー氏は以前から、今年の市場の注目テーマに大型IPOを挙げていた。
同氏は今月14日に上場したAI半導体メーカー セレブラスに言及。
このIPOでは、初値が350ドルと、IPO価格の185ドルを9割近く上回った。
フィッシャー氏は、大きな可能性のある企業と評価しつつも「とてつもない時価総額」になったとし、「熱狂の初期兆候」と表現している。
同氏は、ジョン・テンプルトンの格言「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、熱狂の中で死んでいく」を引用し、今の環境は楽観から熱狂への過渡期にあると示唆している。
「実現に必要な多くのことが起こらなければ、バリュエーションの急騰を正当化することさえできない。
それが始まれば、いつ終わるかにかかわらず、終わるまで続くものだ。
終わりが今から数年後になることもありうる。」
フィッシャー氏は、テック株が今後も好調に推移すると予想するが、同時に分野・地域を超えて幅広い強気相場が続いているとし、株価が高位にある点を注意喚起している。
