ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏が、スタグフレーション的な気配を感じさせる環境の中での投資の要点を語っている。
「米国は世界秩序を1945年以前に似た世界秩序に変えてしまった。」
「イラン紛争のようなことに注目することで、私たちは本当に重要な事実、これが世界大戦の一部であることを見損ないかねない。」
ダリオ氏がProf G Marketsで、刺激的な主張を語った。
足下の出来事を、長く大きな歴史の変化の中で捉え直した観察だ。
ダリオ氏は、今年の中間選挙と2028年の大統領選までの間、特にリスクが高まるという。
米政府債務は増大が見込まれ、中間選挙で共和党が下院を失い議会の対立が深刻になる可能性があるためだ。
同氏は米国債・米ドルについて、債務増大による需給悪化の他、国際的対立によっても悪化しうると警告した。
ダリオ氏は個人投資家が留意すべき点をいくつか挙げている。
- マーケット・タイミングをやろうとしない。
- ポートフォリオをよく分散しよく構成する。金(5-15%)や外国資産を組み込む。
ダリオ氏は自身のSNSで、金ほかへの向き合い方を書いている。
「ほとんどの投資家は、株式・債券・金についてマーケット・タイミングを試みて失敗する。
プロでもそれは負け戦だ。
よりよいアプローチは、どんな環境でも対応できる高度に分散された戦略的資産配分だ。」
ダリオ氏は自身の代名詞でもあるオールウェザー戦略を推奨している。
ダリオ氏はProf G Marketsでも従前どおり、債務性資産への懸念を繰り返している。
中でも現金等価物についてはスタグフレーション的な環境で不利になると話した。
また、ダリオ氏は、AIなど優れた技術の発展が投資家を誤った方向に向かわせないか心配している。
歴史を通して多くの新たな技術が革命的な技術となり、間違いなく今後もそうなる。
そうした時代は同時にバブルの時代でもあった。
みんな技術に賭けたくて、価格を見ることなく株を買ってしまうんだ。
