オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、AI時代の投資における人間の役割について話している。
「私たちの業界には1つフレーズがある。
英国の友人が著書のタイトルに使っているのだが、『単純だが簡単じゃない』というものだ。」
マークス氏がNikhil Kamathによるインタビューで語った。
AIが発達しても生身の投資家の役割はなくならない、との文脈での発言だ。
例えば、投資において優れた経営者を見つけるのが重要というのは「単純」な話だが、実際にそれを実行するのは「簡単」ではないという。
「かつてチャーリー・マンガーから言われた。
『組み立てるのは単純だが、簡単じゃない。』
・・・
『覚えておいて。
言ったことはどれも簡単じゃないんだよ。
簡単だと言う人がいれば、それは愚か者だ。』」
マークス氏は、人より優れることの難しさを強調する。
それが困難だからこそ、効率的市場仮説が相応に成り立っているのだという。
同氏は、従前から重要性を唱えてきた「二次的思考」を例に話している。
「どうすればいいのか?
著書で書いたとおり、二次的思考が重要と言うことはできる。
でも『どうしたら二次的思考ができるか』と問われれば、バスケットボールで『コーチして背を高くすることはできない』と言うしかない。」
