ジェレミー・シーゲル教授が、原油価格低下やケビン・ウォーシュ新FRB議長についてコメントした。
FRBで起こりうる変化について、FPによるコメントを付している。
WTIが(こんなに)下がるとは思わなかった。
今週のウィズダムツリーのポッドキャストでのシーゲル教授のテーマはこの一言に尽きた。
シーゲル教授は、14日に米・イラン間で成立した覚書を「怪しい覚書」(murky MOU)と呼んでいる。
様々な報道を見る限り、両国の思惑には歩み寄りの難しい距離があるように思われ、そもそも停戦については米国がイスラエルを抑えられるかという不確実性も残っている。
仮に最終合意が実現するにしても、その内容は2015年のオバマ政権時代の核合意より後退したものになる可能性が高く、トランプ政権がどう表現しようと米国内での批判は高まりそうだ。
覆水盆に返らず。
米国はイスラエルに乗せられて無為な戦争を始めてしまったとの見方は根強い。
「怪しい覚書」にも関わらず、WTI原油価格は一時73ドルまで低下した。
紛争開始前は60ドル台だったから、シーゲル教授が首をかしげるのも無理はない。
教授は米・イラン間の最終合意の不確実性を滲ませつつ、仮にこの原油価格が定着する場合のシナリオを語っている。
仮に原油が70ドル台の下の方に留まり、ガソリンや他の石油製品の価格が下がるなら、今後6か月で極めて低いインフレになるだろう。
CPI総合はゼロ近傍、もしかしたらマイナスになるかもしれない。
シーゲル教授は、FRBが重視するコアCPI(生鮮食品とエネルギーを除くベース)ではそこまで下がらないと予想する。
しかし、それでもインフレには強い低下圧力が加わる。
教授は、仮にそうなるならFRBが利上げするのは「政治的に不可能」になると予想した。
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