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【短信】デービッド・アインホーン:単に所得移転が起こっているだけ

グリーンライト・キャピタルのデービッド・アインホーン氏が、昨今のAIブームの危うさについて繰り返し指摘している。


「DRAM価格が急騰し、Micronが大儲けしている。
誰がそのコストを負担しているのか、考えてみて。
それはMicronから買っている人たちだ。」

アインホーン氏がCNBCで、最近のAI/半導体ブームにおける「とても奇妙な力学」について語った。
ハイパースケーラーが価格を気にせず半導体を買い集めているのは衆知のとおり。
高い半導体価格の恩恵を受ける売り手の株価が上がるのは当然としても、負担をする買い手の側の株価も上昇している点を「とても奇妙」と言っているのだ。
アインホーン氏は奇妙な現象が起こる理由を解説する。

「高いDRAMを買ってAIデータセンター等を建設しても、すぐには損益を悪化させない。
長い年月で償却される。」

もちろん償却負担を正当化しうるだけの収益が将来得られるならば何の問題もない。
しかし、現在の過酷な競争・急速なインフラ投資を考えると、すべてのプレーヤーがハッピーエンドとはならないだろう。

アインホーン氏は従前から、この収益・費用の計上タイミングのずれを問題視している。

「何の経済的価値も生み出されておらず、Micronが余分に儲け、MetaやAmazonが多く払っている。
これは単なる当事者間の所得移転にすぎないのに、今は両方の株価が上昇している。」

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