PIMCOのロトフィ・カルーイ氏は株式を軽くディスっている。
S&P 500などの米国株の指数では特定銘柄/セクターへの集中が見られ、株式だけでの分散ポートフォリオでは集中リスクが心配されるという。
債券と言ってもいろいろあるが…
カルーイ氏は、バランス型ポートフォリオにおいて債券が再び有用になると説いているが、債券にもいろいろある。
同氏はクレジット(投資適格社債、ハイイールド債、レバレッジドローン、直接貸出などプライベートクレジット)はリスク資産だと釘を刺し、ヘッジ目的では劣ると話している。
「経済成長が弱まりリスク回避が高まる際にポートフォリオのリスクを和らげるのに最適なのは、質の高いデュレーション(金利エクスポージャー)、特に国債への配分だ。」
無リスクリターンへの上乗せ分、つまりクレジット・スプレッドに目が眩んで信用リスクのあるフィクストインカムを選んでいては、肝心のリスク・ヘッジ効果が減少してしまうということだ。
カルーイ氏は先月、世界の投資家による米資産投資が堅調と述べつつ、日本の長期国債の魅力も増しつつあると言っていた。
今回もポジショントークの要素はあるのだろうが、それを割り引くにしても、債券の魅力が回復しつつあるとの主張には一理ある。
これは投資において債券と両天秤にかけられる株式にとっても含意のある変化だろう。
