ジェレミー・シーゲル教授が、最近の米市場でのファクター・ローテーションをITバブル崩壊時と重ね、分散投資の重要性を強調している。
「NASDAQ総合指数が極めて大きく売られた中で、ラッセル1000バリュー指数(ラッセル1000の約半分を占める)とS&P 500/BARRAバリュー指数の両方が昨日、史上最高値を付けたのは劇的だ。」
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャストで、米市場で再びグロースからバリューへの急激なシフトが起こったと指摘した。
シーゲル教授は米市場に対し弱気スタンスを示しているわけではないが、それでもこうしたファクター・ローテーションがITバブル崩壊時にもあったと回想している。
「NASDAQがピークを打ったのは2000年3月で、1年後には約60%下落していた。
その間、ラッセル1000バリューは史上最高値へ向けて10-20%上昇した。
これは異常なことではない。
原因は想像に難くなく、AI構築への疑問があるためで、これは大きくなったり小さくなったりするのだろう。」
シーゲル教授の見方は単純明快だ。
仮に市場がAIインフラ構築を楽観視するなら、グロース株が強く、バリュー株や債券が苦しむ。
疑問が高まるようなら、グロース株が売られ、バリュー株や債券が買われる。
だからこそ、バリュー株や債券も含めた分散投資が必要だと、教授は最近の主張を繰り返した。
なお、シーゲル教授は、27-28日のFOMCについて従前どおり据え置きを予想。
「長年でもっとも退屈なFOMCになりうる」とコメントした。
