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ゴールドマンサックス:PE業界鈍化の背景にある重大な課題
2026年9月22日

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのリッチ・フリードマン氏が、現在のプライベート・エクイティ(PE)業界の抱える課題について注意喚起している。


現在のPE業界にとっての危機とは投資先の業績ではなく出口(Exit)だろう。
投資先の業績はおそらくポートフォリオ全体で見て最高潮だ。
でもどうやってそれぞれの投資からエグジットするのか。

フリードマン氏が自社ビデオで、PE業界が直面する課題を指摘した。

プライベート市場(株式・クレジット)については心配の声が聞かれながらも、特に長期投資家にとって魅力的な市場となってきた。
この1年ほどはプライベート・クレジットの分野で取り付けのような事象が発生し、問題点がクローズアップされている。
火種はクレジットだけではなく、未公開株の方にもあるようだ。

各国の長期金利にも表れているように、世界では様々な経済主体がお金を奪い合うようになった。
各国政府の財政赤字を埋めるための国債増発、ユニコーン企業を始めとするIPO、ハイパースケーラーらによるAI等分野への投資資金。
PEの投資先の業績が向上し株式評価額が上昇するのは喜ばしいことだが、誰がそれを買ってくれるのか。

フリードマン氏は続ける。

公開市場や戦略市場(訳注:財務投資家ではない買収者)は(投資先という)在庫の大半を買ってくれはしないだろう。
だから、長い目で見てどうなるか面白いことになる。
おそらくPE同士が売買してエグジットするのだろう。
でも、すべてが鈍化している。

これまでもPE投資の出口については陰口がささやかれる点が少なくなかった。
たとえば、あるPEが投資先の一部持分を他のPEに売却すると、多くの場合その売買価格が新たな評価単価になる。
業界内で動かしただけで投資先の評価額が上昇するのである。
業界全体で見れば、業界外へ売却したわけではないのに、含み益が増えていく。
言うまでもなく、本当の問題は、最終的に業界外からの買い手が付くのかにある。

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