ふくおかFGの佐々木融氏が、18日の日銀による利上げに対する市場の反応を解説し、今後の見通しを語っている。
「予想通りの利上げだったが、円相場は円安方向に動いた。…
全体を見ると、完全に円の独歩安になっている。」
佐々木氏が18日の日銀総裁による会見直後、外為どっとコムのビデオで、日銀の25bpの利上げについて解説した。
同氏は、利上げを受けて円安に振れた要因をいくつか挙げている。
- ハト派の審議委員2名が利上げに反対し、タカ派の審議委員2名が50bp利上げを主張しなかった。
- ヘッジファンドが円のコール・オプションを買っており、ポジションに傾きがあった。
佐々木氏は、当面のドル円相場について予想を述べている。
上下動を繰り返しながら、結局160円に戻っていくのではないか。
…158円の半ばあたりがテクニカル面で重要なポイントになるが、じわじわと円安圧力が強くなってくるのではないか。
この配信後、ドル円は一時158円台を付けたが、その後、日銀がレートチェックを実施したことで156円台後半まで円高方向に戻している。
佐々木氏は、円相場の懸念事項を説明した。
- 原油ほかコモディティ価格上昇による貿易赤字で実需の円売りが増加する
- また為替介入を実施すれば外貨準備の減少が意識されるようになる
その上で、来年に向けてのリスクシナリオを語った。
これまで日米当局が円相場や米国債相場に対症療法的な政策を繰り返してきて…海外のヘッジファンド、投機筋は素直に従ってきているが、結局効き目がなくて戻されてしまっている。…
ファンダメンタルズに向き合わないなら相場の方向感が転換しないという見方が強まって来ると、言ってもやっても効かなくなってくる。
年末ないしは来年に向けてそういう局面が出てくるのではないか。
