モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、米市場にサイクル初期の特徴が見られるとし、先回りを奨めている。
市場の牽引役が変わりつつある。・・・
状況は典型的なサイクル初期であるようだ。
ウィルソン氏が自社ポッドキャストで、米国株市場で起こりつつある変化を解説した。
同氏によれば、投資家はまだこの変化に気づいていないようだという。
「ハイパースケーラーがアンダーパフォームし始めた。
それは、AI支出ブームの主たる受益者である半導体メーカーにとって初期の警告サインかもしれない。」
半導体メーカーの利益はあまりにも急激に伸長した。
利益の改善率だけでなく、改善率の改善率まで上昇し、それが急だったがゆえに改善率がピークを打った。
結果、モメンタムが低下を始め、上昇の主役が他セクターへと広がり始めているのだという。
ウィルソン氏は、FRBが「バランスシート支援」に積極的になりそうにないため、モメンタム株にとってマイナスに働くという。
また、原油価格低下もセクター・ローテーションを後押しすると予想する。
ウィルソン氏は、アウトパフォームを始めているものとして、算術平均インデックス、小型株、一般消費財、運輸、地銀を挙げた。
現在進行中の変化は市場全体にとってポジティブなものだとし、皆が気づく前の行動を暗に促している。
「よって、今後数か月市場は上下し指数レベルでは下げるかもしれないが、背景のメッセージは改善している。
企業利益の改善は広がりつつあり、原油価格は低下している。・・・
投資家は、これがより確実になるまで待つか、確実になって完全に織り込まれる前にポジションを取るか、選択を迫られることになる。」
