ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、イラン紛争によるインフレ上昇のほか、米ドル安と米国株のアンダーパフォーマンスを予想した。
「2020年から見た米30年債のドローダウンはいまだ50%近い。
過去1年ほどチャートでは(利回り)上昇が止まったように見えるものの、引き続き30年債のオーバーウェイトは推奨しない。」
ガンドラック氏が自社ポッドキャストで10日、従前どおり超長期債について後ろ向きのスタンスを示した。
イールドカーブの長期側について弱気の見方を継続する背景にはインフレが高止まりするとの予想がある。
同氏は米PCEインフレの低下傾向がすでに終わったと指摘し、イラン紛争により反転すると予想した。
「現在の原油価格急騰により、1バレル60ドルの時と比べインフレの数字が0.4-0.6%ポイント程度上昇するだろうと予想している。
今後数か月から数四半期、確実に年末までにはインフレの数字が3%台半ばまで上昇するだろう。」
ガンドラック氏はドルインデックス(DXY)のチャートを提示しつつ、ドル安予想を継続している。
DXYで90を少し下回るところに水平線を引き、年内にそこまで低下するとの予想を述べた。
ガンドラック氏のポートフォリオ推奨:
- 15% 実物資産: 金10%+広範なコモディティ5%。ただしコモディティは急騰しており少し待った方がよいかも。
- 30% フィクストインカム
- 40% 株式: 米国株はグロースよりバリュー、加重平均より単純平均を。欧州株・新興国市場株式を入れるべき。
- 15% 待機資金
ガンドラック氏は米ドル安の一因として外国投資家の米資産離れを指摘している。
特に米国株の世界株に対する相対パフォーマンスについて、1970年以降と同様の展開を示唆している。
ニフティフィフティの時代だった1970年には米国株が世界株との比較でピークを打ち、それ以降米国は大きくアンダーパフォームし、1980年代終わりまではるかに安くなり、その後勢いよくアウトパフォームした。
今回も反転(訳注:米国株のアンダーパフォーム)がかなり確信できると思う。
