ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏が、中間選挙後から2028年にかけて市場が脆弱になると予想している。
「それがいつ起こるかは正確にはわからないが、タイムフレームで言えば今後2年のうちに起こるだろう。…
私が心配するのは、中間選挙後から2028年にかけて脆弱性の高い期間になるであろうことだ。」
ダリオ氏がThe Julia La Roche Showで、市場が脆弱になる時期が近づいていると話した。
同氏は今起こっていることを次のように列挙した。
- 債務や株式の供給が需要を上回る。
- 需給が均衡するまで金利が上昇し、資金調達の一部(住宅ローンなど)がスクイーズ・アウトされる。
- 金利上昇で株式リスクプレミアムが縮小する。
- 市場に悪影響が及ぶ。
ダリオ氏は、株式・債券ともに危うい状況に近づいているという。
「このままサイクルが続くなら、株は債券に対して現在割高で、債券需給はあまりよくないので、当然、今がリスクの高い時期であると認識しなければいけない。」
こうした環境下での投資について尋ねられると、ダリオ氏は真っ先に債務性資産をショートしていると答えている。
一方、一般の投資家がショートから入ることは少ないことから、そうした投資家には「まず分散を検討するよう」促している。
「債務が増えると、その価値を低下させたいという欲求が生じる。」
ダリオ氏はニクソン・ショックを振り返り、今後は政府が通貨の価値を押し下げる政策を強めていくと示唆した。
以下、資産クラスごとのコメント:
- 金: 債務性でない資産。ポートフォリオの5-15%組み込むとよい。
- ビットコイン:(いくつか難点を挙げた後)「お勧めしない」が分散のため1%組み込んでいる。
- AI関連: AIによる変革の恩恵を受ける銘柄が有望。ハイパースケーラーなどは割高。
- 物価連動債: レバレッジをかけると面白い。
- 地域: 最大の資本市場である米国が多いが、シンガポールなどアセアンの一部、UAEなど中東の一部が有望。欧州は厳選が必要。
国の健全性は、財政状況・資本余剰・イノベーションで見ている。
