ブリッジウォーターは投資の機会を与えうる、市場における期待の分断についても解説している。
ジェンセン氏は、今後の生産性上昇率の期待について、AI分野とそれ以外で大きなギャップが存在すると話す。
・AI関連株への織り込み: 約3.4%
・他のマクロ市場: 約2%
ジェンセン氏によれば、市場にはいくつもの矛盾が内包されているという。
- AI分野での期待を満たすにはGDP比で9%程度の証券発行が必要となるが、市場はそれを十分織り込んでいない。
- 韓・台のテック企業の2028年利益予想が実現するなら同地域の経常黒字は急拡大するが、為替市場はそれを織り込んでいない。
- 破壊的技術の明るい面は織り込まれているが、ディスラプションは十分織り込まれていない。
このいいとこどりについて、同社は次のように指摘する。
「AI関連株か幅広いマクロ市場のいずれかが、とても大きくミスプライスされている。」
こうした見地から、「力強いが極めて不均一なブーム」をメインシナリオとしつつ、同時にテールリスクも積み上がっていると説明されている。
「AIへのエクスポージャー、エネルギー・ショック、政策の限界」の相違から来るチャンスを指摘する一方、「AIの事故、地政学的紛争・AI進歩の停滞など」のリスクが非対称な結果を生みうるため、分散・流動性・柔軟性を保ちヘッジするよう勧めている。
