アスワス・ダモダラン教授は、AIの将来地図の予見が難しいことから、投資家として取りうる4つのスタンスを列挙している。
ダモダラン教授が列挙したスタンスは以下の4つ。
- AIストーリー勝利にいち早く全賭け: 低いレバレッジならアリ
- 市場コンセンサスなみ: パッシブ投資は「暗黙のうちにこれを選んでいる」
- 懐疑的: AI分野や逆にAIにより悪影響を受ける分野を避ける
- AI暴落を予想: 株式、特に米国株を売却し、リスク・テイカーならショート。とても危険
ダモダラン教授自身は「2. 市場コンセンサスなみ」のスタンスだという。
ただし、新たに投資に回すお金は株式でなく現金等価物に投じており、現金の構成比が通常より高くなっているという。
(69歳の教授が、いまでもニューマネーをポートフォリオに加えているとは少し驚きだ。)
こうすることで、独自の「スリープ・テスト」(心配なく夜ぐっすり眠れること)をクリアできるという。
最後に教授は、若い世代に対し重要なアドバイスを付け加えている。
「あなたの残りの職業人生において職業からの所得とは人的資本だ。
あなたの専門がある程度AIによるディスラプションに侵食されると思うなら、当然ながらポートフォリオをバランスするためAIディスラプションに晒される銘柄から他に金融資本を退避すべきだ。
私はもう歳で職業人生も残り少なく、この点を心配していないが、あなたが私よりはるかに若いなら、これがあなたの投資ゲームを左右するだろう。」
分散投資の対象には金融資本だけでなく人的資本も含まれるべきなのだ。
