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【短信】ジェレミー・シーゲル:過去2年間の「鏡映し」が始まる

ジェレミー・シーゲル教授がCNBCでも、テック株とバリュー株の主役交代の可能性を語った。


これからは過去2年間のテック株のアウトパフォーマンスの鏡映しになる可能性がある。
今回の動揺があった後でも、下落が続くと私が感じていても、それでも過去2-3年を振り返れば・・・マグニフィセント7は過去3年で見て大きくアウトパフォームしている。
でも、最近の調整前、過去6か月で見られた急騰は終わったように見える。

シーゲル教授がCNBCで、テック株のピークアウトの可能性を語った。

主たるポイントは週次のポッドキャスト(既報)と同じ。
テクニカルの観点から大手テック株のピークアウトの可能性を述べたもの。
一方、原油価格が低位安定すれば利上げも遠のき、バリュー株に主役交代が起こるというもの。
つまり、必ずしも米市場全体について弱気に転じているわけではない。

そうは言っても《永遠のブル》が市場の時価総額の1/3(Mag7のみ。範囲を広げればさらに大きい)を占める銘柄群についてピークアウトを示唆するのは看過できない変化かもしれない。
教授の熱烈なファンなら、2000年のITバブルでの逸話を思い出すだろう。

シーゲル教授は、2000年までの株価上昇をもちろん正しく予想していた。
そして同年3月14日のウォールストリートジャーナルに「⼤⼿テクノロジー株はおばかさんの賭け」と題するコラムを書き、バブルを警告した。
同⽉24⽇にNASDAQがピークを打ち、ドットコム‧バブルは崩壊した。
教授は後に「ヘイトメールをたくさん受け取った」と回想している。
シーゲル教授のコラムがバブルを弾けさせたわけではなかろうが、熱狂する強気派はしばしば少々正気を失っているものなのだ。
あえてリクエストするのなら、わずか10日前でなく、ポートフォリオの再編成ができるほど事前に教えてほしかったということだろうか。
(どんな予想も時間軸が重要だ。)
もちろん、それができれば誰も苦労しないのだけれど。

今回のシーゲル教授の弱気がテクニカルによるものであることは少し気休めになろう。
(それでも過去2年の鏡映しになるなら悲しいだけだ。)
また、教授のバリュー推しの的中率がかなり低いことも少しは気休めになろう。
(それでも、テックとバリューの共倒れになるなら悲しいだけだ。)

(次ページ:《PERは高くない》の嘘)

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