エド・ヤルデニ氏が、年末の米株価予想を下方修正し、今後の日銀の政策に注視すべきと述べた。
「8,400までは少し時間がかかりそうだ。
年内には到達しそうにない。」
ヤルデニ氏がBloombergで、年末のS&P 500予想を8,400から7,900に下方修正した。
17日の同指数終値は7,637.71。
修正後の7,900はそれから+3.4%の水準となる。
ヤルデニ氏はこれまで2020年代の米国株市場に大いに強気な見方をしてきたが、足下の上昇ペースについては鈍化しているとし、3つ理由を挙げた。
- 中東情勢悪化
- 原油価格上昇がコア物価を押し上げ
- 世界的金利上昇、特に円キャリー巻き戻し
ヤルデニ氏は、米市場が停滞しうる要因を企業利益でなく株価倍率の方に見ている。
私は基本的に強気であり、企業が素晴らしい利益を開示しているため、アナリストたちよりも強気だ。
つまり、すべてはバリュエーション倍率の話なんだ。
では、バリュエーションに効いてくる要因とは何か。
不確実性の上昇もそうだし、金融環境の引き締まりもそうだろう。
「債券自警団」という言葉の生みの親で、債券自警団を「わが友」と呼ぶヤルデニ氏は、円キャリー・トレードの巻き戻しを警戒し、日銀の動向を注視している。
「米高官は日本にもっと速く利上げしろとプレッシャーをかけ続けている。
それはマクロ経済的な見地では正しいが、不都合なことにキャリー・トレードの巻き戻しを助長することになる。」
