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【メモ】通貨防衛・資本流出回避を目的とした資本規制の事例

自国通貨の急激な下落、外貨準備の枯渇、資金の国外流出を防ぐために、政府・中央銀行が導入した資金移動制限の事例(続き)。


ギリシャ 2015年

欧州債務危機において、ギリシャのIMF・ECB・EUとの金融支援交渉が難航し(ユーロ離脱懸念)、預金流出が起こったため導入された資本規制。

  • 銀行の休業: 約3週間、国内すべての銀行を閉鎖。
  • 引き出し制限: 預金からの1日現金引き出しに上限設定(当初1日60ユーロ)。
  • 外国送金の禁止: 個人・法人を問わず、政府による承認のない外国送金を禁止。
  • クレジットカードの海外利用制限: 国内発行カードを使った海外渡航先・海外ウェブサイトでの利用を制限。

英国 1947-79年

第2次世界大戦後、かつての基軸通貨ポンドの価値を防衛し、外貨流出を阻止するためにイギリスが実施した資本規制。

  • ブロック経済: 英連邦・旧植民地を中心に「スターリング地域」と呼ばれる通貨圏を設定、圏外へのポンド流出・ドルへの交換を制限。
  • 居住者の圏外への証券・不動産投資の原則禁止: 個人・企業によるスターリング地域外の証券や不動産への投資についてBOEの許可を必須に。
  • プレミアム・ポンド制度: 外国投資のためには特別な外貨枠からの購入を義務付け、上乗せ金利・手数料の支払いが必要に。
  • 海外旅行での持ち出し制限: 渡航時に両替できる外貨の額を厳しく制限。
  • 輸出代金の強制還流: 輸出で稼いだ外貨はBOEで指定レートでポンドに換金することを義務付け。

近年、日本での資本規制の可能性を尋ねられることが度々あった。
NISAやiDeCoで外国投資が推奨されているうちは大丈夫かもしれない。
ただし、動き出したらあっという間に景色が変わる可能性もある。

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