ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、2027年が米国株市場にとって試練の年になると語っている。
「ニ分化した経済という意味で、米国は今1999年と似た状況にある。」
チューダー・ジョーンズ氏がCNBCで、現在の経済、そして市場がITバブル期と酷似していると語った。
「ニ分化」は現在《K型経済》にも表れているし、市場の勝ち組・負け組でも顕著になっている。
この環境では、短期でこそ大きく儲かるかもしれないが、長期でどうなるかはわからないという。
同氏は、中間選挙のアノマリーを挙げ、10月下旬から11月初めを底に第4四半期は強く推移すると見るものの、その後の2027年は「株式市場にとって本当に本当に試練になる」と予想する。
「資金フローだけを見ても、それは私たちが最も重視する指標だが、株式市場にとって2002年以降で最悪のフローとなるだろう。」
チューダー・ジョーンズ氏の重視する資金フローとは単純明快だ。
- 流入要因: 自社株買い、M&A等
- 流出要因: IPO、売り出し、ロックアップ解除等
この差がこの数十年で最悪になるということだ。
今後もAnthropic等の巨額IPOで、株式市場の資金が吸い上げられてしまうという。
チューダー・ジョーンズ氏は昨年10月の同番組でも1999年と似た環境と話し、リスク資産上昇を予想していた。
それと同時に、1年後の債券市場で変化があるだろうとも予想した。
いずれもそのとおりの展開になっている。
また、今年5月の出演では「クレイジーな時代」がさらに1-2年続く可能性があるとし、強気相場継続を予想している。
今回の予想では、その終焉が近づいている可能性がより強調されていると言えよう。
