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【短信】ラグラム・ラジャン:FRBは追い風を待たずに行動するだろう

IMFチーフエコノミスト、インド中銀総裁を歴任し、現在FRBのタスクフォースのメンバーも務めるラグラム・ラジャン シカゴ大学教授が、ジャクソンホールでのケビン・ウォーシュFRB議長の講演についてコメントしている。


ウォーシュ議長は基本的に2つのことをした。
1つは、自分がインフレに真剣に対処すると再度伝えたこと。…
でももっと重要なのは、何が必要かを彼が知っており、インフレを制御するのに利上げが必要であることを彼が話した点だ。
彼は、AIが助け舟を出してくれることも、長期金利が金融環境を引き締めてくれることも待つつもりはない。
適切なタイミングで利上げするだろう。

ラジャン教授がCNBCで、FRBがインフレ退治に真剣に取り組むとの見方を示した。
教授は自らを「概してタカ派」と自認しているものの、9月のFOMCでは様子見もありうると話す。

「5年間も次から次へと問題が発生してきた。
FRBがインフレ低下を確信しているのなら、次のショックが起こった場合のために様子見するかもしれない。
それは彼の信認を下げてしまう。
FRBがディスインフレのペースに注意を払っているのは事実だが、あまりにも長く続いたので、行動せざるをえなくなるかもしれない。」

ラジャン教授は、本来FRBが対処すべきとは限らない要因であっても、長く続いて起こる場合「構造的」な要因に転化しうると話す。
「パンデミック、プーチン、石油ショックのせいにすることもできる」としながら、そうした供給側の要因の結果インフレが硬直的となるならFRBは対処すべきと暗に示した。

ラジャン教授はFRBのバランスシートに関わる研究結果についても尋ねられた。

「バランスシートがある規模を超えてしまうと、民間部門がそれに慣れてしまうというラチェット効果が存在する。…
…FRBの影響を減らすことを望むなら、バランスシートの規模について検討する必要がある。」

キャスターが量的緩和を「ヘロイン」に喩え、脱出法はあるのかと尋ねると、ラジャン教授は様々な手段を検討し時間をかけて行うなら可能だろうと答えている。

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