PIMCOのマーク・サイドナー氏、プラモル・ダワン氏が、今年2026年の投資の心得を説いている。
2026年、投資家に向けた私たちの中心的アドバイスは単純だ:
想定外のことを想定しろ。
サイドナー氏らが自社ウェブサイトで、今年のアドバイスを書いている。
同社は今年も「サプライズ、価格のスウィング、市場ナラティブの頻繁な変化」が続くと予想する。
「分断」と「重商主義」の時代、各国が経済的利益より戦略的利益を優先することで、国・セクター・企業の間の勝者と敗者の差が拡大し、これがリスクとチャンスをもたらすという。
つまり、経済的合理性よりむしろ各国政府の行動に重きをおくべきということだ。
同社は、最近の日米の動きを例示している:
- 米国: 例えば、ファニーメイやフレディマックにMBS購入を命じたことで、MBS市場は上昇した。
- 日本: 消費税減税の議論が債券の下落を招いた。逆に市場が政策転換を迫る可能性も。
同社は、不確実性に適応する素早いマインドセットが必要になるとし、いくつかのポイントを挙げている:
- バリュエーションには慎重さと規律を持って当たれ。
- 市場の自己満足に注意。
- レラティブ・バリュー戦略。
- セクターや地域で有利なものを選択(特に魅力的な利回りの国へ)。
- ボラティリティが生み出す混乱の中でのチャンスに素早く対応。
要は、政治等発の「混乱」(dislocation)と潜在的なTACOも含め、チャンスを逃すなということだろう。
(今やTACOのTは米国だけでなくなったかもしれない。)
それでいて、単なる押し目買いでなくレラティブ・バリュー(割安を買い、割高を売る)を奨めるところに、今の資産価格への警戒感が垣間見える。
「想定外」とされているだけに事前の準備は難しい。
せめて自分の得意分野だけはいつでもレラティブ・バリューを組み立てられるよう勉強を怠らないようにしたいものだ。
