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マイク・ウィルソン-モルガン・スタンレー モルガンスタンレー:サイクルはクォリティ有利の段階へ

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏は、米市場サイクルが低質・高ベータ有利からクォリティ有利の段階へと進みつつあると話している。


私たちは一部の莫大な時価総額の勝者による牽引から、より景気への感応度の高い分野へと市場(上昇)の裾野が広がると予想してきた。…
しかし、今「ローリング回復」の初期段階は終わりつつあり、市場はクォリティへとローテーションを始めている。

ウィルソン氏が自社ポッドキャストで、米市場サイクルが初期段階から次の段階へと移りつつあると述べた。
「ローリング回復」とは、市場の回復期に回復を牽引するセクター/ファクターが次々と入れ替わることを指した造語。

サイクルの初期、つまり景気や市場が回復を開始する時期、米市場では質は低いもののベータ(市場との連動性)の高い銘柄が好まれる。
いよいよ上げ相場が始まる段階だから、それまで深く沈んでいた銘柄が勢いよく息を吹き返すことになる。
その後、回復が進むにつれ、投資家の興味は他へ移る。

ウィルソン氏は、次の段階では「フリーキャッシュフロー・バランスシートの強さ・利益率・利益の安定性」が重視されるようになるという。
同氏はこれを「価格決定力が強く、強靭なバランスシートを有する、またはAI採用により実質成長を実現する能力のある企業」とも表現している。
つまり、いわゆるクォリティ銘柄にあたる。
ウィルソン氏は現状をパンデミック後の回復期、2021年の初めから半ばと似た状況にあると話している。

ウィルソン氏はAI関連銘柄内での強弱にも触れている。
半導体株はサイクル初期に強く、ハイパースケーラーにはクォリティの特徴が見られるとし、今後、半導体株はハイパースケーラーよりアンダーパフォームする可能性が高いという。

市場全体に影響を及ぼす要因として、ウィルソン氏は利上げ(同氏は横這いを予想)と原油価格に注目する。
仮にこれら要因が逆風になる場合でも、クォリティ銘柄は相対的には耐える力が強いとの見方だ。

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