元ゴールドマン・サックスのジェフ・カリー氏が、米財務省による長期金利抑制策を批判し、金保有を奨めている。
「私たちの議論の中心は、現時点での莫大な公的債務による通貨下落圧力、ハードアセットへの投資不足、インフレ圧力が債券利回りの急騰を生み出している。」
カリー氏がThe Master Investor Podcast with Wilfred Frostで、米長期金利上昇の背景を解説した。
同氏は、ハードアセットやコモディティのスーパーサイクルが始まったと語り、債券利回りもその一部であると話した。
野球の試合に喩えて、今はまだ2回か3回だという。
カリー氏は、スコット・ベッセント財務長官がアナウンスしたバイバック・オペによる長期金利抑制策を批判する。
これを償還期限スワップと呼ぶか、どう呼ぶかは知らないが、これを表すとすれば、市場が与える価格を政府が嫌っているということ。
言い換えると金融抑圧だ。
カリー氏は、財務省が金融抑圧に踏み切った理由を政府債務の借り換えにともなう利払い費の上昇にあると説明。
現在の債務の大半の調達コストが3.2%なのに対し借り換え後には4.2%になるため、金利抑圧に「緊急性」があるのだという。
同氏は、金利上昇を抑制すればインフレ圧力を生じさせ債務性資産の価値が低下するとし、それこそ日本やUAEほかが米国債を売りたがっている理由だと述べた。
カリー氏は金に強気だ。
「私は米ドルや英ポンドより金を保有したい。
言いたいのは、各国の中央銀行、財務省ほかの政策立案者から独立しているハードアセットで価値が生まれるということ。」
カリー氏は、金価格10,000ドルを予想している。
ちなみに、暗号資産のファンではないという。
