著名ショートセラー ジム・チャノス氏が、5日の米市場急落の中で珍しいトーンのツイートをしている。
「すでに40-70%下げてきたベータの高いテック株を売って、成長がないか遅い消費関連株をPER 30-100倍で買うのも、そんなに賢明でないのではとの感が否めない。」
チャノス氏が米国株市場急落の中ツイートした。
ショートセラーとして名を馳せてきたチャノス氏にとっては珍しいタイプの表明だ。
5日の米国株市場はS&P 500が前日比-4.35%、NASDAQが-5.52%と急落。
民主党勝利が判明した4日の上昇分を打ち消して、大きく下げることとなった。
明けて6日の日本市場(午前10時半)も、日経平均、TOPIXともに米市場以上の大幅な下げとなっている。
高ベータ株がすでに下げているから売らない、というのはもちろん理論的な話ではない。
それはチャノス氏も重々承知の上だ。
むしろ悩ましいのは、ディフェンシブと思われる魅力的な銘柄がすでにかなり買われていることだ。
最近のセクター/ファクターのローテーションは米市場全体を押し上げており、決して安心できる退避場所があるわけではない。
バリュー株と見える銘柄もあるにはあるが、安いモノには理由があるのも現実だろう。
日本株は総じて景気敏感と言われる。
ディフェンシブ銘柄がさほどディフェンシブでもない。
だから、今回も全体で下げている。
長期金利は少し下げて2.7%近辺だ。
以前と比べればずいぶん上がってきたが、一方でインフレも心配だ。
投資家の悩みはまだまだ続きそうだ。
