ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、米債券・株式市場についてコメントしている。
「とても面白い状況だ。
VIX(訳注:S&P 500のボラティリティ)は17と低いのに、どこの株式市場も特に個別株のボラティリティが急上昇している。
一方で債券は岩のように安定している。」
ガンドラック氏がFOX Businessで、現在の市場についてコメントした。
ガンドラック氏は従前から、米独の10年債利回りと米名目GDP成長率(7年移動平均)の間の関係を重視してきた。
米長期金利が名目GDP成長率と独長期金利の平均に収斂するとの関係だ。
この関係式によれば米長期金利は4.62%と計算され、現在その水準にあることになる。
(つまり、均衡が取れている。)
ガンドラック氏は、米長期金利が2年ほどボラティリティ低く推移しているとし、現在の債券市場へのスタンスを語った。
「現時点では、クレジット投資先の破綻を避けつつ、5年債にスプレッドを乗せて6%前後を債券ポートフォリオで稼ぐようにしている。
CCC格や弱めのB格は避け、本当に良好なクレジット・ファンダメンタルズのものを選好している。」
債券市場では信用リスクに慎重ということだ。
もっと興味深いのは株式市場についての見方だ。
株式市場はおそらく上昇期に入った。
開示シーズンに入り、いくつか良好な業績の会社が出て来るだろう。
これで上昇が始まったのだと思う。
良い結果が出てきそうな開示シーズンに入り、みんなショートしたくないんだ。
債券王は足下でクレジットに弱気、株式に強気といったニュアンス。
これまで米国株に慎重な発言が多かったガンドラック氏だが、短期的には株式に強気とならざるをえないようだ。
