アリアンツ顧問モハメド・エラリアン氏は、市場がイラン情勢について楽観しているとし、サプライズの可能性が残っていると示唆した。
「原油価格はブレントが70ドル台半ば、WTIも70ドル超。・・・
近時の米・イラン間での爆撃の応酬にアジアのトレーダーが反応する中で上昇したものだ。」
エラリアン氏が8日ツイートした。
WTI原油価格は7日まで60ドル台から70ドル前後に落ち着いていたが、8日になり70ドル台半ばまで上昇した。
トランプ大統領は、停戦合意を「もう終わり」と述べ、米・イラン双方が攻撃を再開した。
同大統領は、本格的な紛争再燃については否定した。
一連の攻撃再開に対する米国株市場の反応は大きくなかった。
一時大きく下げる場面もあったが、8日の引けではS&P 500は前日比-0.28%、NASDAQは同+0.20%と横這い圏。
エラリアン氏は、市場の考えを代弁する。
市場で優勢な見方は、近時の再燃が抑制的であり続けるというもの。
こうした状況が繰り返し再現しているのに、ほとんどの人が信じるのは、これがより広範な対立に発展することはないというもの。
この見方が大きく揺るがされるようなことが起これば、原油価格は80ドル台、90ドル台まであっという間に急騰しうる。
エラリアン氏は7日、原油価格上昇・関税が峠を越したとして米インフレのピークアウトを予想したばかり。
8日の書きぶりからは、この予想の前提の1つが失われかねないとの考えが読み取れる。
