ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏が、イラン紛争が世界情勢に及ぼす影響について主張を繰り返している。
2つの異なる道: 私たちはまもなくどちらを歩いているか知ることになるだろう。
ダリオ氏が自身のSNSで、イラン紛争について語った。
同氏は以前からこの紛争について、1つの覇権の存続/終焉を決しかねない「最終決戦」と呼んでいる。
ダリオ氏が言及した2つの道とは:
a) 米国がイランに勝利する。それにはホルムズ海峡の制海を取り、イランの核開発根絶つまりイランを無力化することを確実にすることが必要。
または
b) 米国が敗退する。上記のことが実現しない。
ダリオ氏は、覇権国 米国の勝利の定義を単なる攻撃/被害の多寡とは考えていない。
世界における通商の要衝の解放、相手国の無力化が必須と考えており、世界は米国に対し覇権国としての品定めを行っているのだという。
(振り返れば、2018年の米国の核合意離脱までは、完璧ではないまでも、これら2つの条件は一応満たされていた。)
ダリオ氏によれば、同氏や同氏が話した高官たちはb)になる確率が高いと考えているという。
また、実際に各国による中国への「『朝貢』訪問」が活発化していると指摘した。
「b)の道の方がありそうだとの考えは、欧州におけるロシア、アジアにおける中国のような仮想敵国に対して米国が信頼のおける守護者となりえないとの考えにすでにつながっている。」
ダリオ氏は、イラン紛争が中国に漁夫の利をもたらしたと指摘する。
現状は中国を世界の通商のみならず世界の資本市場において極めて重要なプレーヤーにしている。
換言すれば、これらイベントは中国を地政学的かつ財務的により強くしている。
