ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏が、FRBは利下げすべきでないと話している。
米司法省は24日、ジェローム・パウエル議長に対するFRB本部改修工事費の超過についての刑事捜査を打ち切ると発表した。
この捜査は、ケビン・ウォーシュ氏の次期FRB議長指名承認の障壁となっていた。
ウォーシュ氏の新議長就任が確実視される中、ダリオ氏がCNBCで金融政策に注文をつけた。
新議長は拙速な利下げに踏み切ってはいけないという。
「理由は、インフレ目標からさらに遠ざかる足下のインフレ上昇、さらに金融政策への姿勢に関する信認の問題だ。」
ダリオ氏はボルカー・ショックの余波で廃業の危機に見舞われたことがある。
金融引き締めによるインフレ退治の後に起こることを読み違えたのだ。
それでもなお、ダリオ氏はポール・ボルカーのことを「私のヒーロー」と称賛した。
ダリオ氏は、FRBの2つの使命(雇用と物価)を強調する。
中身に心配はあるものの、米失業率は4.3%とそう高い状態ではない。
一方のインフレは一時よりは低下したが、目標を上回る状況が続いている。
間違いなくスタグフレーション的な時代にある。・・・
他国の金融政策を見れば、利下げしようとしているところはない。
ダリオ氏は以前からドル離れやドル安を予想または心配してきた。
昨年、米ドルはほとんどの主要通貨と比べて弱かったが、まだ本格的なドル安が進んだとは言えまい。
仮に、FRBがインフレ懸念を軽視したり、政治の圧力に屈するようなことになれば、ダリオ氏の心配が本格的に実現してしまう方向に向かうのかもしれない。
