ダブルライン・キャピタル主催の座談会の「ベスト・アイデア」セッションから、ポートフォリオ配分の推奨。
「何よりも世界を大きく変えたのは電気だ。・・・
1911年まではほとんど誰も電気を引かず、使っていたのは大金持ちだけだった。
でも、電力株のそれ以外に対する相対価格は1911年にピークを打っている。
大きな変化をもたらす技術で見られるのは、みんなすぐに目を付け、初めに多くの利益を得るということだ。」
ガンドラック氏が、おそらくAIブームを念頭に、果実は初期に偏るとの経験則を述べた。
ガンドラック氏は、2026年のためのポートフォリオについて、昨年から大きくは変わっていないと話した。
最も重要な前提として、引き続きドル安を予想しているためだ。
- 株式: 30%。現地通貨建て外国株。為替換算後で欧州株・新興国市場株の優位が続く。
- 実物資産: 15-20%。幅広いコモディティのインデックス、金、不動産。自分は金と土地を買った。
- 現金: 20%。買いの好機に備える。
- 債券: 残り。現地通貨建て新興国市場債券、外貨建て債券。
為替変動がいやなら7年以内の米債。政府が(QE)などで介入する可能性。30年債は避ける。
ガンドラック氏は米財政問題が深刻化すると心配し、これまでの法や慣例からでは考えられないようなことが起こりうると語った。
過去想定外のことが起こった例として自動車会社の年金の救済、MBSの条件変更、FRBの社債買い入れを挙げ、今後の可能性として外国投資家による米国債保有に言及した。
「指摘したいのは、外国人保有の米国債の償還期限延期について2024年第4四半期に書かれた白書だ。
クーポンを引き下げ、期限を延長するよう提言している。
スコット・ベッセント財務長官が『おそらく検討すべき面白いアイデアだ』と言っていた。」
この「白書」とは、スティーブン・ミラン氏によるいわゆるマールアラーゴ合意のことだ。
これが真剣に検討されたとの話は聞かないが、普通では考えにくいことでも起こりうるとガンドラック氏は言いたいのだろう。
昨年の座談会でも言及していたが、ガンドラック氏は以前、米国債についてクーポンのヘアカット(減免)の可能性を指摘し、割引債やクーポンの小さな国債を推奨していた。
また、ガンドラック氏は原子力関連でもチャンスがあるかもしれないと触れている。
