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世界の債券の投資への追い風が続く。ただし選別が重要:PIMCO

PIMCOのティファニー・ウィルディング氏らが、今年2026年の「短期経済展望」の中で、よく選別された世界の債券へのアクティブ投資が有望だと書いている。


「魅力的な開始利回りは、アクティブ運用者がアルファの投資機会を活用して5%~7%前後の利回りを目指すポートフォリオを構築するための基盤となります。
アクティブ債券戦略は2025年、ここ数年で最高の成果を上げました。
近年で最も刺激的なアルファの創出環境にある中、今後の見通しも有望です。」

ウィルディング氏らが「短期経済展望:積み重なる債券の投資機会」で、今年も債券投資にはチャンスが多いと指摘している。
主要国の中に4%を超える長期金利の国があり、イールドカーブもスティープ化、今後は利下げに向かう国も多いことから、債券のトータルリターンへの追い風になっているというもの。
過去数十年のカネ余りの時代から「ばらつき、双方向リスク、そして地域ごとに異なるスピードで進む経済」へと変貌し、地域・資産クラス・銘柄ごとの選別や分散が投資の成果を大きく左右するようになっているという。

各国の主に国債市場についての要点:

  • デュレーション: 「小幅にオーバーウェイト」(2-5年)。
    新興国市場では南アフリカ(イールドカーブが過度にスティープ)、ブラジル(利下げ余地)などで長めのデュレーション。
  • インフレ: 再加速するリスクがあり、米物価連動国債、コモディティなど実物資産を選好。
    一方、英国や一部の新興国市場では「インフレ・リスクがより均衡している」。
  • 新興国市場: 国ごとの選別が重要。

その他:

  • 米ドル: 下落の可能性。
  • 「サイクル後期」: ファンダメンタルズ悪化懸念でクレジットやハイイールドに慎重。
  • アセットベースファイナンス: 米MBSを選好。

世界の株価がすでに高くまで上がっていることに戸惑っている投資家も多いことだろう。
レポートでは債券投資において「株式並みのリターンの可能性を手放すことなく、質と流動性を高める滅多にない機会が生まれて」いると主張している。


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