信念の人 レイ・ダリオ氏に限って、そうそう考えは変えないだろう。
いちおう最新の発言を見てみるが、予想どおりの内容だ。
基本的な絵は変わっていない。
米国が対GDP比3%まで財政赤字を縮小しないと、すぐに、今後3年のうちに経済的心臓麻痺に見舞われるリスクを冒すことになる。
ダリオ氏が24日ツイートした。
同氏は1991-98年の例を引いて、対GDP4%ポイントの財政再建が可能だと主張する。
そうすれば、金利低下を引き起こし、状況をはるかに改善できるという。
素人考えでは、7%を3%に引き下げることは絶望的に感じられるし、政府支出がGDPの内数であることを考えれば、それが足下の景気に及ぼす影響は甚大だろう。
それほどまで状況が切迫しているとダリオ氏は考えているのだ。
私が恐れるのは、政治的な理由で必要な削減がおそらく行われないことだ。
そして、債務はさらに増え、利払い費が歳出を浸食し、それが深刻な(国債の)需給問題につながることだ。
今日もダリオ氏のおかげで朝から暗い気持ちになれたことを感謝したい。