ジェレミー・シーゲル教授が、今後のAI関連銘柄の見方について自論を語っている。
「企業は10%関税、アルミ・鉄鋼など特別な分野でより高い関税に直面している。
それを補うためにAIに取り組まざるを得ない。」
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャストで、今後米企業によるAI活用が増えるとの見通しを語った。
「彼らはAIのユーザーになり、それで利益圧縮を打ち消せるかもしれない。
結果、業績は予想を上回るかもしれない。」
ある面サプライサイダーらしい楽観なのかもしれない。
(企業によるAI活用が進むことが、1つ間違えば大量失業につながる面には触れられていない。)
マクロ専門家のミクロの挙動についての意見として割り引いて聞いておこう。
シーゲル教授は、AIにより恩恵を受ける銘柄群・セグメント群に変化が生じうると予想する。
AI株を買うべきなのか、それともAIを実装する企業の株を買うべきなのか?
みんなPERが50-75%も高いのにAI株の方を買ってきた。
でも、これまで実装が遅れてきた、AIの利用者が大きな恩恵を受けるのではないか。
だから、グロース対バリューについてどちらが有利かの判断は難しい。
シーゲル教授はこう語った上で、従前からの主張であるFRB利下げが今後実現していく場合には、バリュー株がより恩恵を受けるとも付け加えている。