オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が米市場に対するスタンスを語ったが、概ね1年前を踏襲する内容となっている。
私の意見では今日の課題は、概ね2022年10月1日以降、市場が概して楽観に支配されてきたことだ。
S&P 500はこの間2倍以上と、とても強い時期だった。
認識しなければいけないのは、楽観が支配する時、価格が根源的価値と比べて高くなる傾向にあること。
これは、今が少し慎重になるべき時であることを意味する。
マークス氏がBloombergで、現在の米市場の状況を語った。
「最悪」といった状況ではないとしつつも、用心が必要だという。
マークス氏は昨年8月のメモで「米国株市場は『高い』から『心配』の状態に移った」と述べていた。
当時、マグニフィセント7のPERは33倍だったが、同氏はファンダメンタルズから見て「不合理ではない」とし、むしろ心配なのはそれ以外のS&P 500 493銘柄の22倍の方だと指摘していた。
現状についても、AIに対する熱狂がある点を認めるにしても、それが「根拠なき熱狂」かどうかはわからないと話した。
昨年8月からマークス氏のスタンスに大きな変化は見られない。
なお、昨年8月の時点で、マークス氏のリスク対応は6段階中の5番目だった。
その内容は「5. 攻撃的な保有を減らし、ディフェンシブな保有を増やす」である。
