ケン・フィッシャー氏が、今年の世界市場について、控えめなコンセンサスを上回ると予想している。
2026年は、2025年ほど強くないが、ほとんどの人が考えているより強い年になる可能性が高いだろう。
全体を言えば、幅広い世界市場のリターンで10%超となる可能性が高い。
フィッシャー氏が自社ビデオで、2026年の世界の株式市場についての見通しを語った。
ここで言及された10%とは、強気相場の年も弱気相場の年も含めた過去平均だとし、強気相場だけの平均リターンは22%というから、決して楽観しているわけではないことがわかる。
フィッシャー氏は、自身が数十年前に証明した命題を紹介している:
「プロの予想者による資本市場の結果についてのコンセンサス予想は12か月先では当たらない。」
こうしたプロたちは、フィッシャー氏が日頃から信頼する効率的市場の形成の基礎を築く人たちなのだが、それでも彼らの予想は外れるという。
「プロはある意味で自身の考えを過信し、私が『より間違え、より強く、より長く』と呼ぶ状態になる傾向がある。」
フィッシャー氏は、世界中の優れたプロによる今年のS&P 500予想を集計している。
69名のプロについて
- マイナスのリターンを予想したのは2名のみ。
- 予想は約9%のところに集中。つまり楽観的でもない。
この結果を先述の命題に当てはめ、フィッシャー氏はこう推測する:
「最も起こる確率の高い市場の結果は、マイナスのリターンか、あるいは、10%超だ。」
これだけ裏目を強調されると、何だかただのへそ曲がりなのではないかとも思えてくるが、とにかくフィッシャー氏はコンセンサス予想が外れるとの経験則に忠実だ。
そして、2つの可能性のうちマイナス・リターンを除外している。
弱気相場に先行することの多い「熱狂にはまだ達していない」ためだ。
フィッシャー氏は、まだ熱狂に至っていないと見る理由を2つ挙げている:
- 熱狂を心配する人がいる。
- メガIPOがまだ多くない(これから増加する可能性が高い)。
フィッシャー氏は自身の予想について、もう少し詳しいブレークダウンを語った:
- 世界経済は堅調だろう。
- 2025年と同様、外国株の方が米国株よりよいだろう。
- グロースよりバリューがよいだろう。
- テックは堅調だが、世界の牽引役にはならない。
- 米国は堅調だが、世界の牽引役にはならない。
