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【短信】市場は冷静になりつつある:ジェフリー・ガンドラック

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、来年にも米市場のモメンタムが逆転する可能性に言及した。


「AIは明らかに大きなモメンタム投資だ。
今や多くのパッシブ投資がなされている。」

ガンドラック氏がFOX Businessで、AIはバブルかと問われた。
同氏はバブルか否かは明言しなかったが、パッシブ投資にともなうリスクについて説明している。
パッシブ・ファンドに投じられた資金のほとんどはS&P 500など時価総額加重平均指数に向かい、時価総額の大きなAI関連銘柄に流入する。
これまでAI関連株はこの「良いサイクル」によってどんどん買われていたという。

いつかこれが逆転し、今日の良いサイクルが悪しきサイクルに転じる。
現状のPERとプライベート・クレジット他での大きな不透明性を考え、私はとても慎重だ。

ガンドラック氏は恒例のポートフォリオ配分の推奨を語った(先日のBloombergでの発言とほぼ同じ):

  • 現金: 20%
  • 株式: 40%。大部分は新興国市場など外国株
  • 債券: 25%。10年もの。CMBSの懸念は低下。住宅価格上昇で5年以上前発行のRMBSのリスクはほぼない
  • 実物資産: 10-15%。金など

ガンドラック氏は現状の市場心理をこう描写した:

「市場は、何がホンモノで何が誇大広告か、誇大広告の資産のバリュエーションについて少し冷静になりつつあるようだ。
来年中にはモメンタムが逆転するかもしれず、遊べる状況ではない。」


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