ブリッジウォーター・アソシエイツのカレン・カーニオルタンブール氏が、狙いどころの資産クラスを挙げ、分散投資を奨めている。
これまで米国株市場は素晴らしい投資であり、特にテック・テクターに今でも多くの魅力的なクォリティ銘柄が存在する。
同時に、投資家は魅力的なチャンスを提供する他の経済・資産へのエクスポージャーを加えることで、ディフェンシブになることなくポートフォリオをより頑強にする余地がある。
カーニオルタンブール氏が顧客向けメールで、米国株一辺倒からより分散されたポートフォリオへの転換を奨めている。
資産クラスごとのコメントは:
- 米国株: 特にテック・セクターは魅力的。
米国への資金流入によりマグニフィセント7を除く「S&P 493」は過大評価されている。 - 外国株: 主要国の中にファンダメンタルズが改善しているところがある。
外国株は比較的割安。
変化のあった市場の例: ドイツ(財政・防衛)、日本・韓国(ガバナンス)。 - 国債: 金融緩和・株価上昇期にポートフォリオにおける構成比が下げられたが、金利上昇とともに過少に。
財政への心配なら国を選ぶことができる。 - 金: 不換紙幣への懸念から「現価格でも金を買おうという資本の大きなプールが存在する。」
「S&P 493」に消極的なところ、国債を見直しているところ、すでに大きく上昇した金にまだ積極的なところが注目点だろう。
カーニオルタンブール氏は、これら資産クラスの中に単に分散に寄与するだけでなく、単体でも魅力的なチャンスがあると示唆している。