ジェレミー・シーゲル教授が米国株市場の上げ余地を述べた上で、現状の市場について1つリスクシナリオを語っている。
ここから20%上げるとは思わないが、今後6か月で5-10%上げる可能性は十分ある。
強気相場は間違いなく継続中で、業績修正もいまだ上方方向だ。
そして、私が短期金利低下を予想してきたとおり、FF金利は3%台の低いところまで引き下げられるだろう。
シーゲル教授がCNBCで今日も強気の見通しを語った。
例年低調な8月後半から9月にも関わらず幅広く強さが見られる点から、この上昇が一時的なものでなく「年の残りにとってよい兆し」であると話している。
シーゲル教授は、金曜日のジャクソンホールでのジェローム・パウエルFRB議長講演を受け、今後3回のFOMCで25 bpずつ利下げがあるとの予想を語っていた。
来年まで利下げが続き、着地点が3%近いとの見通しだ。
現状の米市場のリスク要因について尋ねられると、シーゲル教授は、金融政策におけるサプライズを挙げている。
リスクを見るなら、ジェローム・パウエル議長が(利下げを)実行しないことだ。
・・・データを見て利下げしない、FOMCとして利下げしないとなること。
そうなれば、上昇は終わる。
シーゲル教授は、現状インフレ動向が順調に推移しているとし、サプライズの可能性は高くないと示唆した。