ケン・フィッシャー氏は、株価が反映する企業利益に関する経験則を語り、投資家は右往左往すべきでないと話している。
「実際、企業の業績開示にはひどく過剰な注目が集まっている。」
フィッシャー氏は自社ビデオで、投資家が足下の業績開示に過剰に反応していると指摘している。
同氏によれば、市場は過去の業績には関心がないのだという。
業績開示直後に市場が強く反応することがあっても、多くは短期的なノイズやボラティリティにすぎないと話している。
実際には、単純化して言えば・・・株式がやろうとしているのは・・・今後およそ3-30か月にわたる利益の動向についての最善の推測に戻づいて現在の価格を設定することだ。
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市場は直近の利益など値付けしていない。
それは過去にすぎない。・・・
同様に市場は5-10年先の利益も気にかけない。
そんなもの信じない。
フィッシャー氏は、市場がかなり効率的であると考えている。
個人投資家が束になってかかっても、市場が織り込む利益予想にはかなわないという。
市場は「将来の利益を前処理」しており、それこそが市場の役割だと話している。
「あなた方に言いたいのは、一部の人たちが注目したがっていることにつき合って、たいして儲かりもしないことで時間を浪費するなということだ。」
